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自閉症スペクトラム障害の基本的な症状を理解するには、自閉症がどのように進行するかに細心の注意を払う必要があります。自閉症は決して先天性の病気ではありません。子供は自閉症なしで生まれ、乳児期を経て退行する退行性病気です。出生後12ヶ月ほど正常発達をして徐々に退行が進行する児童たちの退行過程を観察すれば自閉症が発生する原因をよく理解することができます。
典型的な発達期の一般的な観察は、アイコンタクトがますます弱くなり、人に対する興味がなくなることです. そして 呼びかけに対する子供の反応は弱まり、子供は他の人の言うことに反応しなくなり、特定の音に対する恐怖反応が増加します。つまり、視覚および聴覚の感覚処理障害が徐々に進行するのです。さらに、つま先立ちが現れたり、くるくる回るなど、前庭感覚の異常が現れ始め、特定の物に触感を追求したり拒否するなど、触感反応にも異常が発生します。つまり、全体的な感覚処理過程で異常症状が発生し始め、人と相互作用できる能力が低下していくのです。1つや2つの感覚の異常であれば、感覚器官に接続されたニューラルネットワーク(神經網)の異常を疑うことができます。しかし、全体的な感覚の処理過程にすべて問題が生じるのは、感覚総合処理して大脳に伝達するシステムである脳幹の異常が原因と推定されます。
感覚障害が進行し、同時に自律神経系の異常症状が総合的に進行します。退行時点で子供たちに最もよく観察されるのは睡眠障害症状の同伴です。睡眠障害は自閉性障害の固有の症状の一つですが、この症状は退行過程でほぼ同時に登場し始めます。加えて消化機能に異常が発生します。これにより、異常な嘔吐、下痢、便秘の症状が伴います。子供たちによっては、ひどい口臭や便の臭いが観察されることもあります。加えて、ひどいイライラと不安,極度の怒り,恐怖感を示す場合も多いです。これにより、児童たちは人々との相互作用に興味を感じるどころか、恐怖やこわさで忌避現象を見せる場合も少なくありません。 このように自律神経系の異常症状が総合的に現れるのは、乳幼児期の自律神経系の調節機能が崩れる現象です。これは結局、脳幹部に隣接する視床下部付近の異常症状から由来することが推論できます。

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