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自閉症は治療が可能ですか?

𝟭. 障害と疾患の違い。
障害と疾患の違い、よく自閉症を「障害」という。自閉性障害または自閉スペクトラム症と表現する。障害は英語で「DISODER」と表現される。これは原因不明の機能障害や精神障害を指す単語である。
原因不明で眠れないと睡眠障害、原因不明でまばたきをするとチック障害、原因不明で憂うつだとうつ病障害と、DISORDERという病名で分類される。結局、自閉性障害とは原因が分からないけど、子どもたちが他人とコミュニケーションできず、一人だけの世界に陥って生きる社会的交流能力の障害を持っているということを意味する。DISODERという病名がつく場合は、たいてい医師は治療を内心ではあきらめ、管理だけを目標にするようになる。

一方、「疾患」という表現で分類される病名もある。疾患は英語で「DISEASE」と表現される。これは疾患を作り出す原因が非常に明確な場合に使用される単語である。例えば、ウイルス感染が原因になる風邪やコロナが感染性疾患だ。リウマチや甲状腺のような類は、自己免疫性炎症から誘発される自己免疫疾患である。
怪我をすると外傷性疾患と分類される。疾患という言葉で訳される「DISEASE」という病名がつく疾患であれば、現代医学は殆どの治療法や調節方法を持っている。したがって、医師は明確な治療展望を持って患者に治療計画を説明することができる。
残念ながら、自閉症は疾患ではなく障害、 「DISEASE」ではなく、「DIOSODER」として分類されている。

𝟮. 無秩序という単語の絶望
障害という表現が与える絶望感、DIOSODERという表現が障害と翻訳されることにより、脳性麻痺や歩行障害などのような障害者を連想させる用語であるため、親に程度以上の恐怖感を醸成する。自閉性障害という診断を受けると、世界が終わる絶望感を感じるようになる。
しかし、医学的にDIOSODERが必ずしも回復不能の障害だけを意味するわけではないので、親たちは先だって恐れる理由はない。但し、DIOSODERという診断をする時は、医師は事実上、治療計画を提示できないということである。単に症状だけを抑制する対症的なアプローチだけが勧誘される。
例えば、睡眠障害は睡眠薬を飲ませ、ただ薬に酔って寝かせるだけだ。うつ病障害といえば、幸福感を感じさせるセロトニンの量を増やして気分をアップさせるだけだ。注意力障害の場合は、極度の緊張感を誘発する覚醒成分を飲ませて、日常生活で程度以上の緊張を誘発させるようになる。しかし、これは治療ではない。薬の服用を中止すると、すぐに病状は再発するようになる。
自閉スペクトラム症は直接的な治療薬がない。但し、過度な興奮をしたり、攻撃的な性向を見せる場合、強力な鎮静剤を使用すること以外は治療的な助けにならない。
医師ができる助言とは、ABAが最善の改善法であると勧めるだけである。
医師がABAを勧奨するのをみて、これをすれば自閉症が治療できるからABAを勧めていると信じる親たちは自閉症の初心者である。
ABAが勧奨される真意は次の通りである。
「あなたの子どもは一生自閉症を持って生きなければなりません。だから社会的な規則をよく守る方法を繰り返して訓練させ、少しでも社会生活をするようにしてください~」
結果的に主に医学でとDISODERと分類される自閉症は、永遠に抜け出せない一生の障害として扱われるのである。

𝟯. 自閉症は治療可能です 障害ではなく病気。

自閉症が医学的に治療(CURE)可能な疾患(DISEASE)だと信じる医師は少なくない。彼らはみんな奇跡的に自閉症を治療した経験を持っている人たちである。自分の経験から出た確信は、世の中のどんな非難にも我慢させ彼らをチャレンジさせる。

私もそのような医療人の一人である。

自閉症治療を試みる医師たちの大半は、自閉症が自己免疫性疾患であることを明確に理解している。そのため、自己免疫発生の原因を除去し、炎症反応を統制すれば自閉症は治療可能だと考える。複数の医療人の試みがまだ統一できないのは、自閉症発生の原因が非常に複合的であるため、治療法も複合的に作らなければならないからである。自閉症治療は医師ごとにどこへ重点をおくかの違い生じるわけだ。今はそのように多様な治療法が試みられて報告されることにより、治療可能性の情報を蓄積しなければならない時である。このような時間が繰り返されると、いつか完成した治療法で確立される時が来るだろう。

私にとって自閉症は確実に疾患だ。

私は自閉症がウイルス感染と腸内細菌感染というダブル感染から発生する自己免疫疾患だと主張している。それも最も根本的な原因であるウイルス感染から誘発される疾患だと思う。そのため、ウイルスと細菌感染を遮断させ、自己免疫的な回復過程を経ると自閉症は急激な好転過程をみせることになる。

治療が正確に反応すれば、好転反応を確認するのにかかる時間はそんなに長くない。わずか2週間程度なら、アイコンタクトが上昇し、人に対する観察が増加することが確認できる。そして、おおよそ6〜9か月程度なら自閉的な様子から抜け出し、自力で社会的な相互作用を試みて発展させることができる状態になる。そして、その後の安定的な好転過程が持続できるようになる。

このように素早く好転反応を見せることは、障害ではなく、炎症が発病の原因である疾患だということが明確である。たまに年齢が高い場合は、非常にゆっくり好転することもあるが、これは私の治療法の限界であるだけで、自閉性疾患の好転可能性の限界ではない。

私はとても明白に主張したい。自閉スペクトラム症は障害ではなくて疾患だ。自閉スペクトラムdisorderという病名は自閉スペクトラムdiseaseとして新たに命名されるのが妥当であろう。障害という診断名に挫折しないでほしい。皆さんの子どもたちを自閉性疾患から抜け出せるように努力している無数な先覚者たちがいる。彼らと皆さんの子どもたちの人生について話し合うことが、治療の希望を導く唯一の方法であろう。

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